個人情報保護士認定試験の社会的評価

「個人情報の保護に関する法律」いわゆる個人情報保護法は2005年(平成17年)4月1日に施行されました。ところが、本法律が施行される前後から、法律の理解不足により、必要以上に個人情報の利用を拒絶する「過剰反応」が各方面で発生し、大きな社会問題となりました。

このような状況の下で、法の正しい理解を評価する試験の必要性が生まれており、「個人情報保護士認定試験」は、法律の正しい理解と、それをとりまく幅広い知識、安全管理体制の構築や実践を行える人材の育成を目的として、同年(2005年)10月2日に第1回の認定試験を開催致しました。

2014年6月現在、同認定試験は9年間で35回の開催を数えており、受験者総数は約150,000人、試験に合格して個人情報保護士として認定された受験者は約40,000人に及びます。今や同認定試験は企業や団体において個人情報保護の取り組みを推進する社員に必須の資格となっており、企業や団体内において「個人情報保護の法律」に関する知識や「安全管理措置」対策を評価する指針となっています。

本個人情報保護士認定試験は企業で幅広く評価されていますが、本当に「仕事で使える」資格・スキルは何か。日本経済新聞と日経キャリアマガジンの、ビジネスパーソンへのアンケート調査結果で、「取得している資格の満足度」について、下記の結果となりました。


(日本経済新聞、日経キャリアマガジン、2013年10〜11月共同アンケート調査)
http://bizacademy.nikkei.co.jp/feature/article.aspx?id=MMACz2001006012014